いつもお世話になっております。
アックスコンサルティングの野口です。
本日は、「売上1億円の事務所はどのような体制を整えているのか?」
についてお伝えします。
まず、社会保険労務士事務所は何人の規模にまで成長できるのでしょうか?
現在、一番大きいご事務所は1,000人を超えています。
しかし、全体の9割が一人事務所と言われている業界ですので、
売上高1億円、職員様12~13人という規模で、地域一番になるには十分だと思います。
今回は、組織営業を実践された三重県の田中克己先生の事例をお伝えします。
田中克己先生は、三重県津市に事務所を構える
社会保険労務士法人綜合経営労務センターの代表です。
ご開業されたのはなんと60歳のとき!
しかも、開業してわずか8年間で20名体制を構築し、
現在は先生ご自身が営業の現場に出なくても、
職員さんが年間30件以上、新規顧問先を獲得する仕組みを整備されています。
田中先生がうまくいった理由の1つは、“業種特化”でした。
例えば、田中先生は
美容院、歯科医院、トラック運送業、人材派遣業など、
こういった業種に対して、
名刺、専用就業規則、ルールブック、パンフレット
などの営業ツールをすべて作成されました。
新しいお客様が一業種増えると、
その業種を獲得するための営業ツールを作成していく。
こういったツール化を徹底し、田中先生以外の職員さんでも、
営業ツールを使うだけで同じように提案ができるような
仕組みを整備していったのです。
その結果、職員の営業で30件以上の成果を出すことができました。
ちなみに、当ブログでも過去にお伝えした、
「職員営業の仕組み」を実践していただくことで、
組織での営業活動が実行できるようになります。
参考:職員に営業してもらうことはできるのか?
私が特に素晴らしいと思った営業ツールは、
就業規則のパッケージ化と提案までの流れが全て決まっているツールです。
例えば、規模別、紹介者別、現在の社会保険の
加入状況別というような条件別に提案資料がありました。
さらに、提案する際の資料の作成方法などもパッケージ化されており、
先生ではなく職員さんが契約をとれる仕組みをお持ちでした。
業種別の営業ツール作成を行い、
就業規則の提案を徹底的にマニュアル化し、
職員さんでも営業できるようにしたアイディア。
これが1億円を突破された田中先生の事例です。
今回ご紹介した事例以外にも、
実は田中先生にはもう1つ秘密の商品がありました。
次回はその秘密の商品についてお伝えいたします。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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